蓬左文庫80周年

3月8日徳川美術館に行ってきました。「徳川家の雛飾り展」「80周年記念蓬左文庫のあゆみ展」開催中です。徳川家の雛飾りも一見の価値あり、江戸期の職人たちがどれ程高い技術を持っていたか驚嘆します。美意識と技術水準の高さは本当に一見すべきです。しかし今回は蓬左文庫展に興味がありました。この文庫は駿河御譲本(するがおゆずりぼん)と言って徳川家康から譲られた3千冊の和書、古地図など貴重なコレクションを中心に創設されました。私は書の立場から江戸期の手書き、毛筆文化の水準の高さを自身の目で確かめたいと出掛けました。以前から古文書には関心があり、部分的には目にする機会はありました。技術水準の高さも大いに予測はついていました。当然ですが「やっぱりね」「流石ですね」美意識の高さ、技術水準の高さは超一流です。美しいものを目にすることはとても心地いいことです。江戸期と言わず殿様たちはこういう世界に身を置いていたのだ。これが国力であり、文化のレベルですね。翻って「書」に関する限り、日本の現状はどうでしょう。書の文化は「過去のもの」となってしなったことは明白ですね。筆を持つものとしては寂しい限りです。どうしてでしょう?水準を失っているのは、「書」だけです。みんなにも考えてほしいです。

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この記事へのコメント

  1. 秦 久美子

    先日徳川美術館に行ってきました。雛飾り展4月まで開催されていて、拝見することができ、緻密な作品に圧倒され、蓬左文庫展も資料の多さに驚き、筆を持つ生活が当たり前の時代の人々の書の水準の高さも痛感しました。
    便利なペンや紙があり、時代が速さと便利さを優先させてきているように思われるので、日常で筆を持つ機会や,ゆったりした気持ちで筆を持つ機会が少なく、レベルが違うのではと思いました。

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    • 中村均 Post author

      江戸時代、平和が長く文化レベルがあらゆる分野で最高潮に達したと思います。書も例外ではありませんね。私たちはまだまだ学ぶべきことは多いとおもいます。

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