5/31(火)なんでも鑑定団始末の記

5/31(火)なんでも鑑定団、与謝野晶子、鉄幹夫妻の扇面6曲屏風一双出品しました。本当に不本意な結果に多くの皆さんをがっかりさせました。書の専門家の立場から鑑定結果がまったく不当なものであることを明らかにしたいと思います。(なるべく簡潔に)

鑑定士の偽筆(ニセモノ)であることの根拠として

①同一人(同じ人)の筆になること。

②構成(書きぶり、散らし書きのこと)が極端であること。近代の歌人はこの様な書きぶりはしない。

③近くにある「鳥」、同じ字でありながら書きぶりが違っている。同じ字は同じように書くもの。

(放映ではカット)④扇面に骨の跡がないこと。  以上の4点です。

私はこの理由を聞いてア然としました。この鑑定士は書の常識、定石を全く知らない!

①これは素人(晶子、鉄幹の書を見慣れない人)にはほとんど判然としない、それ程似ています。

②~④これは書の常識、少し専門的に書を学んだ人は誰もが知っている。まして晶子、鉄幹は王朝文学のエキスパート、散らし書きに精通している。30面の構成のバラエティーを考えての変化の多様を意図したもの。「鳥」の字形についても、同じ字がならぶときは意図的に書きぶりに変化をつけます。扇面についても「扇面」という伝統の表現スタイルのあること、これ常識。、必ずしも全て扇子に仕立てるものではない。      以上が反論です。あまりにも明々であきれます。他にも状況証拠はいくつかありますが省略します。

7/17(日)堺市晶子記念館学芸員、同館顧問先生ご両名、拙宅ご来駕の予定です。報告は後日に。